鶴岡新太郎著「和洋新家庭料理」(大正十二年)より、「大根東漬け」を作った。
醤油風味の酢の物という感じで、柚子の爽やかな香りが美味しい。唐辛子を小口切りにして入れるので、ピリッとするのもよい。とても簡単で、御飯にもよく合う。
東漬けは、他の本でも吾妻漬けと紹介されていたが、あまり聞いたことのない名前の漬け物だ。ただ大根の醤油漬けそれ自体は大して珍しい存在ではない。東漬けという名前がいつどこで忘れ去られていったのか、気になるところである。
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大根東漬けの拵え方
材料
大根(中) 18cm(約半分)
柚子(小) 1個
唐辛子 1本
みりん 大匙2
酢 大匙2
醤油 大匙1
拵え方
一、大根は皮をむいて約1.5mmの薄い輪切りにし、水に晒してアクを抜く。柚子も同様に切って種を去っておく。唐辛子は種とワタを去って小口切りにする。
二、アルコールが苦手な場合は味醂は一度煮立ててアルコールを飛ばし、冷ましておく。
三、大根は笊に広げて暫く置き、完全に水気を切っておく。袋等に大根を入れて醤油、酢、味醂、唐辛子と柚子も加えてよく混ぜる。しっかり封をしてから冷蔵庫で二三日漬ける。
〔附言〕
味醂を煮切るのは元のレシピには無い工程ですが、自分と同じようにアルコールが苦手な人もいると思うので付け足しておきました。
元のレシピ(画像をクリックすると拡大します)
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